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参議院議員・日本学術会議会員(政治学) 猪口 邦子

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「ヒラリーとオバマの活力」


♪猪口邦子「手のひらメール」14号「ミニ随想」♪(2009/02/23発行)掲載



ヒラリー・クリントン新国務長官は、アジア訪問を明るく精力的にこなしました。

海外メディアが特筆したのは、日本では、皇后陛下とのお茶会で高齢化社会の課題について話し合ったこと。

インドネシアでは、少年期を当地で過ごしたオバマ氏本人の訪問を熱望する民衆の声を大統領に電話で伝えたところ、秋までにとの言葉を得たこと。

中国では、女性人権活動家らと再会しつつも、温暖化問題や金融危機など世界の問題への中国の積極性を求めた点でした。

ヒラリーの過密日程への取組みは、長く猛烈な大統領選挙戦から生まれたと言われます。当時の演説書きチームが飛行機に同乗し、降り立つ地での好感度高い振り付けを指南したようです。

他方で選挙戦に勝ったオバマ大統領は、ホワイトハウスの執務室で、ハーバード大学時代の自己規律の生活スタイルの原形を守っています。朝食後には娘たちの登校準備を手伝い、9時ごろ執務室に入り、昼食は寸暇を惜しんで隣室で済ませ、夕食には家庭に戻ります。かつてエール大学やハーバード大学に留学したとき、同僚の教授たちが家族との夕食後、一斉に研究室に戻るのに驚きましたが、オバマ大統領も夕食後は執務室に戻り、政策研究に没頭しているとのことです。

ヒラリーとオバマ。それぞれの最良の原点を活かした米国新政権です。