猪口 邦子 公式サイト

参議院議員・日本学術会議会員(政治学) 猪口 邦子

取材(邦文・英文)

メールマガジン

「青空と礼服」(少子化・男女共同参画担当大臣猪口邦子)

小泉内閣メールマガジン第210号(2006年11月10日発行)掲載



小泉内閣の一員として、日本の未来への新しい流れを作る確実な改革推進力でありたいと願い、日々の任務を大切に、この一週間余りを過ごしてきました。

10月31日午後、官邸より、入閣の連絡がありましたとき、先の総選挙において小泉純一郎総理大臣が遊説に向かう先々で、晴天の青空の下、日本の希望を見たいと集まる大勢の有権者の熱意あふれる姿が脳裏に広がりました。

長い不況のトンネルの先に見える青い空。小泉構造改革とは、苦労の多いプロセスを一歩一歩推し進めながら、経済のグローバル化という世界共通の試練のなかで、日本が再び青空に出会えるようにするためのものと改めて思い、その閣僚チームに入る喜びがこみ上げてきました。

改造内閣発足では、新任の閣僚は皇居にて認証式に臨みますが、そのときの直感で、礼服の色は青空の色!と思ったのです。

私の担当分野は、少子化・男女共同参画です。時間的にも経済的にも余裕のない若い子育て世代や、仕事と家庭の両立に苦労している方々などが、困ったとき、国は自分のそばにあり、時代はよくなった、と思える国を造るためにこの大臣職はあります。

青少年育成、高齢化対策、障害者施策、消費者行政、食育、犯罪被害者等施策も担当します。

行財政改革を進めるなかでの社会政策の充実は、いかにあるべきか。その現実的な制約のなかで悩むことも多々あると思います。

しかし、私は長年、政治学者として平和や民主主義の研究にいそしみ、また大学人として若い世代の希望や不安と向き合ってきました。民主主義の原点を見つめながら、政治とはこのようなことのためにある、と国民の皆様に共感していただけるような方向性を打ち出し、日本の未来造りのために、小泉チームの一員として全力で働きます。