猪口 邦子 公式サイト

参議院議員・日本学術会議会員(政治学) 猪口 邦子

取材(邦文・英文)

メールマガジン

「吹き始めた風」(少子化・男女共同参画担当大臣猪口邦子)

小泉内閣メールマガジン第236号(2006年6月1日発行)掲載



青空の下、新緑のさわやかな時期になってまいりましたが、皆さんいかがお過ごしですか。少子化・男女共同参画担当大臣として、皆さんの暮らしに直結する社会政策の充実に日夜全力で取り組んでいる猪口邦子です。

以前もお伝えしたとおり、私の所掌分野は非常に多岐にわたっています。今回は、我が国の喫緊の最優先政策課題である少子化対策について、その動きをご報告いたします。

昨年の我が国の総人口は、戦後初めて減少に転じることとなりました。また、第二次ベビーブーム世代が30代であるのは今後5年程度の期間であり、今や少子化対策は時間との闘いの局面に入っているといえます。

少子化の急速な進行は、経済成長の鈍化、税や社会保障における負担の増大、地域社会の活力低下など、社会や経済、地域の持続可能性を基盤から揺るがしかねません。

昨年10月以降、私は内閣府の大臣室にとどまることなく、現場に赴く「行動する大臣」であろうと心がけております。そのため、「少子化担当大臣と地方自治体トップのブロック会合」として、私自身が全国10地方ブロックにお伺いし、都道府県知事等と少子化対策の取組及び国への提言・要望などについて活発な意見交換を行ってまいりました。

また、同時に、育児関係の施設の視察や企業との意見交換にも力を尽くしてまいりました。

こうして皆様から頂いた地方の声、現場の声、国民の声を、国の少子化対策に反映させていくのが私の責務です。これについては、今月中に取りまとめる少子化対策において、その姿をお示しする予定です。

最近、「少子化」「少子化対策」という文字を新聞で見ない日はありません。これは、少子化問題の重要さとその対策の必要性が共有されてきたことの表れであると考えております。

今、確実に吹き始めているこの風をとらえ、広く官民を挙げた国民的な運動を促進してまいります。