千葉県各駅にて、早朝、週末等に国政報告の駅頭を行っていますが、そのときの配布資料「猪口邦子通信　7月号」の内容をメルマガでお届けします。

【通常国会】　今年の常会（第186回国会）はほぼ予定通りの条約批准と法案可決を実現できました。会期中は安定した国会運営のために日々早朝から細心の努力をしています。私は今国会で、参議院の農林水産委員会理事、予算委員会委員、消費者問題特別委員会理事などを務めました。本来、私は外交が専門ですが、TPP（還太平洋パートナシップ）交渉など外交の最前線は今、農業にこそあります。

【TPPと農業】　農林水産分野の主な立法は、「農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法案」と「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法案」で、6月13日参議院本会議で可決しました。委員会審議の最終局面では農水委員会としては史上初めての総理入り質疑を行うなど最善の努力をもって法案審議を進め、中山間地域の視察や地方公聴会なども踏まえての立法です。前者は、昨年の臨時国会で決して4月から発足している農地中間管理機構の機能と合わせ、農業の担い手の経営安定のため、生産条件の不利や収入減少を補正するための交付金などを講じ、同時に対象農業者の耕作業務規模の規制を設けないようにするなど、さまざまな営農努力や新規就農を支援するものです。また後者は、農産物の供給と一体のものとして治水、環境保全、景観、集落維持など国民に多くの恵沢をもたらす農業の多面的機能に着目し、その機能発揮促進事業を認定し補助するものです。TPP交渉の行方にかかわらず、急速に高齢化する農村を活性化する構造的な強化策は急務と考えての立法です。

【少子化対策】　法案がすでに成立している子ども・子育て支援新制度の施設型給付等の詳細設計を、人口減少社会対策特別委員会の公定価格座長（自民党）として推進し、保育・幼児教育における待機児童ゼロへの「量的拡大」と保育士や教諭の処遇・配置改善や多様な保育規模の補助を含む「質的向上」を消費税増分を恒久財源として決定することができました。初代専任少子化大臣としての使命は続きます。

【条約批准】　かつて私がジュネーブ軍縮大使であったとき、小型武器軍縮の国連議長（2003年）として全会一致採択に成功した文書を反映した条約の制定がついに昨年実現し、今国会でわが国の批准採決に国会議員として参加することができました。軍縮外交に精進し続けます。被爆地訪問を米国大使として初めてしたキャロライン・ケネディ大使は、私が桜蔭高校生のとき交換留学した米マサチューセッツ州の高校の同窓生です。

【国際活動】　日米国会議員交流会議（Legislative Exchange Program=LEP）と日米韓国会議員交流会議の日本側団長として4月29日〜5月2日、米首都にて安全保障や経済の会議の共同議長を務めました。また5月7〜8日、スイスのサンガレン市にての官民合同国際会議にてスイス大統領の演説に続く基調講演を行いました。今年は日本とスイス外交関係樹立150周年です。

【地域活動】　千葉県や千葉市はじめ県内自治体からの国政への要望を実現の調整を常時行っています。また国の政策や予算の最前線を関連部局にお伝えしています。政策や予算については随時ご連絡ください。また地域の友人や職場関係者などの会合にご案内いただければ約30分の国政報告と意見交換に出向きます。下記の国会事務所まで気軽にお知らせください。

【個人献金のお願い】　小規模（5千円から5万円以内）個人献金をお願いします。千葉事務所までお知らせください。印刷代や政策関連費等に活用します。またHPにも掲載している東京でのセミナー（次回は8月27日）への参加も募集しています。

【党員募集】　自民党の党員に猪口邦子を通じて登録していただけると助かります。議会人としての私の継続可能性につながります。（党員の義務は年党費4000円以外にありません。）千葉事務所までお知らせください。